专利摘要:
手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具を提供する。本発明の器具は、チューブ本体部を有するチューブを含む。前記チューブ本体部は、実質的に円筒状の中央部と、遠位端部と、近位端部と、少なくとも1つの遠位端開口部と、少なくとも1つの近位端開口部とを有する。また、本発明の器具は、当該器具をユーザの手に装着するための1若しくはそれ以上のホルダを有するチューブを含む。当該器具の使用中は、当該器具はユーザの手の甲の上に装着され、サージカルスモークまたは他の大気中汚染物質を前記チューブを介して吸引装置に吸引する。
公开号:JP2011516195A
申请号:JP2011503536
申请日:2009-04-08
公开日:2011-05-26
发明作者:プロカシュ、ホリー・エル
申请人:キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド;
IPC主号:A61B19-00
专利说明:

[0001] 本発明は、手術中に発生した煙を排出するためのハンズフリー排煙器具に関する。]
背景技術

[0002] 外科手術中に組織を加熱及び/または燃焼することが一般的になってきた。そのような加熱及び/または燃焼により生じる望ましくない副産物は、サージカルスモークと呼ばれる。このサージカルスモークは、外科医の視界を邪魔する場合がある。また、サージカルスモークは悪臭を放つため、手術チーム全員にとって、また外科手術中に患者の意識がある場合は患者にとっても、不快でありかつ気を散らせる原因となる。さらに、サージカルスモークに感染性因子が含まれている場合があり、その場合は、感染性因子により手術室内の人間が害されたり、手術室が長期にわたり汚染されたりする恐れがある。]
[0003] 手術部位からサージカルスモークを除去するための排煙及びろ過システムが開発されてきた。そのようなシステムは、一般的に、真空源または真空発生装置、すなわち排煙装置またはフィルタ処理された壁吸引装置に接続されたホースと、ホースに接続された棒状の吸引具とを含んでいる。棒状の吸引具は、煙が発生する手術部位に配置されるか、または電気手術器に取付けられる。臭気及び感染性因子を除去するために、様々なろ過システムが、真空発生装置と共に使用されてきた。それらの排煙及びフィルタシステムは一般に効果的であるが、手術スタッフは、棒状吸引具やホースのノズルを手術部位の近傍に保持する必要があると共に、棒状吸引具やホースの位置について常に注意を払わなければならないという技術的な問題があった。また、棒状器具及び/またはホースを電気手術器に取り付けた場合は、手術器具がかさばるため、外科医または外科手術助手の器用さが損なわれてしまう。]
[0004] この点に関して、外科手術中は、外科手術助手すなわち手術室看護師の両手は一般的に手術部位の近傍に位置するが、皮膚、組織、開創器または他の器具も保持することもある。このことは、手術スタッフ及び/または患者がサージカルスモークを吸引することを最小限に抑えるべくサージカルスモークを効果的に排煙するために、排煙チューブを手術部位の近傍に常に保持することを困難にする。この困難性のために、多くの場合、外科医、手術室看護師、または外科手術助手は、排煙チューブを全く使用しない。]
[0005] したがって、手術助手または手術室看護師が仕事から注意を逸らすことがなく、かつ、手術部位からサージカルスモークを効果的に除去することができる、効果的なサージカルスモークの除去器具が依然として求められている。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明は、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具を提供する。本器具は、チューブ本体部を有するチューブを含む。前記チューブ本体部は、実質的に円筒状の中央部と、遠位端部と、近位端部と、少なくとも1つの遠位端開口部と、少なくとも1つの近位端開口部とを有する。本器具は、前記チューブ本体部に取り付けられる1若しくはそれ以上のホルダをさらに含む。前記ホルダは、本器具の使用時にユーザ(本器具の被装着者)の被覆されたまたは被覆されていない手、手首、上腕またはそれらの組合わせに着脱可能に係合されるように構成されている。前記ホルダは、ゴム材料、弾性材料、非弾性材料、粘性材料、粘着剤、1若しくはそれ以上の機械的ファスナ、ベロクロ(商標)、またはフックアンドループ式ファスナから作製され得る。本器具の使用中は、ユーザの手、手首、上腕またはそれらの組合わせは、サージカルガウン及び/またはグローブによって覆われることが望ましい。本器具は、前記ホルダを取り付けるために前記チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付け領域をさらに含む。本器具の使用中は、チューブの遠位端開口部から煙を吸引し、近位端開口部から吸引装置へ送達する。]
[0007] 本器具の使用中は、前記チューブは、ユーザの手、手首、前腕またはそれらの組合わせの背面部分に少なくとも部分的に配置されることが望ましい。このことにより、看護師または外科手術助手は、前記チューブにより外科手術が妨げられることなく、前記チューブを使用することが可能となる。加えて、前記チューブの遠位端開口部には、スクリーン(フィルタ)が設けられる。このスクリーンは、サージカルスモーク、サージカルスモークに関連する粒状物質、及び空気がチューブの遠位端に吸引されることを可能にするとともに、外科手術器具及び外科手術に関連する他の物体がチューブ内に吸引されることを防止する。]
[0008] また、チューブの様々の部分は、他の部分と異なる性質を有し得る。例えば、チューブの遠位端は、蛇腹材料から作製され得る。蛇腹材料を用いた場合、チューブの遠位端が外科手術の邪魔にならないように、チューブの遠位端を必要に応じて伸長または収縮させることができる。加えて、チューブの遠位端部及び近位端部は、実質的に円筒状の中央部よりも高い剛性を有し得る。このことにより、近位端部分を、排煙装置または壁吸引装置などの吸引装置にしっかりと固定することが可能となる。また、遠位端部分に対して、外科手術部位の近傍で使用するのに必要な剛性(構造的支持)を与えることができる。また、中央部の可撓性を大きくすると、外科手術中に、本器具が手、手首、上腕の動きに人間工学的に適合することを可能にする。]
[0009] さらに、遠位端開口部の先端部は、例えば牛乳パックを閉じるときと同様に、前記遠位端部における前記遠位端開口部の近傍部分に対して横方向の力が加えられたときに閉じるように構成されることが望ましい。このことにより、吸引機構の未使用時に吸入経路を遮断することが可能となり、外科手術器具が誤ってチューブ内に侵入する危険性をさらに減少させることができる。加えて、遠位端は、Y字状や指状などの分岐状に構成することが望ましい。遠位端を分岐状に構成すると、2以上の開口部から、煙または他の望ましくない大気中物質をチューブ内に効果的に吸引することが可能となる。このことにより、吸引をより素早くかつより効果的に行うことが可能となる。]
[0010] 本発明の他の態様に係る、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具は、チューブ本体部を有する可撓性チューブを含む。前記チューブ本体部は、実質的に円筒状の中央部と、遠位端部と、近位端部と、少なくとも1つの遠位端開口部と、少なくとも1つの近位端開口部とを有する。本器具は、前記可撓性チューブの前記遠位端部に連結されるように構成された、それを通して煙を捕集するための集煙用チューブをさらに含む。また、本器具は、前記可撓性チューブの前記近位端部に連結されるように構成された、それを通して煙を吸引装置へ排出するための排煙用チューブをさらに含む。また、本器具は、前記チューブ本体部に取り付けられる少なくとも1つのホルダをさらに含む。前記ホルダは、本器具の使用時に、ユーザの被覆されたまたは被覆されていない手、手首、上腕またはそれらの組合わせに着脱可能に係合されるように構成されている。前記ホルダは、ゴム材料、弾性材料、非弾性材料、粘性材料、粘着剤、1若しくはそれ以上の機械的ファスナ、ベロクロ(商標)、またはフックアンドループ式ファスナから作製され得る。本器具の使用中は、ユーザの手、手首、上腕またはそれらの組合わせは、サージカルガウン及び/またはグローブによって覆われることが望ましい。本器具は、前記ホルダを取り付けるために前記チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付け領域をさらに含む。]
[0011] 本発明のさらなる態様は、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具の使用方法を含む。本方法は、実質的に円筒状の中央部、遠位端部、近位端部、少なくとも1つの遠位端開口部及び少なくとも1つの近位端開口部を有するチューブ本体部を含むチューブを用意するステップを含む。本方法はまた、前記チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付け領域に1若しくはそれ以上のホルダを取り付け、前記器具の使用時に、前記ホルダにより前記チューブ本体部をユーザの手、手首、上腕またはそれらの組合わせに着脱可能に係合させるステップを含む。本方法はさらに、前記チューブの前記遠位端開口部から煙を吸引するステップと、前記遠位端開口部から吸引した煙を前記近位端開口部から吸引装置へ送達するステップとをさらに含む。]
図面の簡単な説明

[0012] 手術部位から煙を除去するための一体型ハンズフリー器具の斜視図である。
チューブ本体部とは別個の集煙用チューブ及び排煙用チューブを有する、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具の斜視図である。
ハンズフリー器具の使用時に前記器具をユーザの手、手首及び上腕の背部に配置した状態を示す図である。
ハンズフリー器具の遠位端部を蛇腹状に構成した場合を示す図である。
ハンズフリー器具の遠位端部を分岐状に構成した場合を示す図である。]
実施例

[0013] 本発明は、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具を提供する。本発明の器具は、外科手術助手または看護師が外科手術に参加することを邪魔することなく、外科手術助手または看護師が手術部位からサージカルスモークを効果的に吸引することを可能にする。]
[0014] 以下、幾つかの実施形態を示す添付図面を参照しながら、本発明について詳細に説明する。これらの実施形態は本発明の完全な範囲を表しているわけでなく、本発明は添付された特許請求の範囲に含まれ得る変形例及び均等物の形態で幅広く利用可能であることは当業者には明らかであろう。さらに、或る実施形態の一部として説明または示された機能を別の実施形態に使用することにより、さらなる実施形態を生成することが可能である。特許請求の範囲は、そのような変形及び実施形態の全てに及ぶことを意図している。]
[0015] 図1を参照して、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具が示されている。器具10は、チューブ本体部20を有するチューブを含む。チューブ本体部20は、遠位端部30と、近位端部40と、実質的に円筒状の中央部50とを有する。さらに、チューブ本体部は、少なくとも1つの遠位端開口部60と、少なくとも1つの近位端開口部70とを有する。] 図1
[0016] チューブ本体部は、本器具の使用中に接触する可能性のあるグローブ、ガウンまたは皮膚と適合し、かつそれらを傷つけないような、任意の可撓性材料から構成され得る。そのような材料には、これらに限定しないが、ラテックス、シリコン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、プラスチック、ポリテトラフルオロエチレンが含まれる。]
[0017] チューブは、チューブの製造分野において公知の任意の方法によって製造することができる。この目的に好適な製造方法の非限定的な例は、外側チューブ及び内側チューブの2つのチューブの共押出成形法である(共押出成形法は、チューブの製造分野における当業者に公知でありかつ理解されている方法である)。さらなる非限定的な例には、チューブのシャフトの少なくとも一部の内側にワイヤなどの補強材を挿入する技術、チューブに補強材をらせん状に巻きつける技術、または、チューブの壁部に安定化メッシュを埋め込む技術が含まれる。]
[0018] 図1に戻って、ハンズフリー器具はまた、チューブ本体部に取り付けられる1若しくはそれ以上のホルダ80を含む。ホルダは、本器具の使用時に、ユーザ(本器具の被装着者)の覆われたまたは覆われていない手、手首、前腕またはそれらの組合わせと互いに係合される。手、手首、前腕またはそれらの組合わせは、サージカルガウン及び/またはグローブなどで覆われ得る。ホルダの非限定的な例には、例えば、ゴム材料、弾性材料、非弾性材料、粘性材料、粘着剤、1若しくはそれ以上の機械的ファスナ、ベルクロ(商標)、フックアンドループ式ファスナが含まれる。] 図1
[0019] ホルダは、チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付領域90に取り付けられる。ホルダは、任意の様々な機構を用いてホルダ取付領域90に取り付けられる。前記取付け機構の非限定的な例には、接着剤及びフックアンドループ式ファスナが含まれる。]
[0020] 本器具の使用時は、チューブは、ユーザの手の甲部分に配置される(図3参照)。なお、チューブは、手の甲以外にも、手の任意の部分に配置することができる。チューブの近位端開口部70は、排煙装置または壁吸引装置などの吸引装置120に接続される。チューブの遠位端開口部60は、サージカルスモークまたは他の望ましくない物質を吸引する位置に配置される。] 図3
[0021] 吸引装置の稼動中に生成された真空によって、煙、煙に関連する粒状物質、空気、エアロゾル、薬品蒸気、ガス若しくはガス状物質、及び/または非液体流体、並びに他の類似の物質が、チューブの遠位端部から吸い込まれ、中央部、近位端部を通って吸引装置へ送達される。吸引装置は気体吸引用に設計されているものを用いることが望ましいが、稼動中には偶発的に液体吸引が発生する場合もある。吸引される物質は、組織を加熱または燃焼させたときに発生し得る。前記物質はまた、内視鏡手術のときの不活性ガスの放出、レーザー手術のときの液体の蒸発冷却、または他の医療処置によっても発生し得る。前記物質が吸引装置に吸い込まれると、当該技術分野では公知のように、前記物質がろ過され、清浄された空気が大気中に戻される。]
[0022] 使用するチューブの種類やチューブの製造方法に関わらず、チューブの少なくとも一部がチューブの他の部分と異なる性質を有することが望ましい。例えば、チューブの遠位端部30及び近位端部40は、実質的に円筒状の中央部よりも剛性が高い材料(例えばプラスチックやポリウレタンなど)から作製され得る。]
[0023] 一実施形態では、本器具の遠位端部は、蛇腹材料100から構成され得る。図4Aに示すように、遠位端部の蛇腹130は、例えば飲用ストローと同様の様々な方法による遠位端部の伸長、収縮、屈曲を可能にする。有利なことに、遠位端部を蛇腹状に構成することにより、チューブにより外科手術が妨げられることなく、必要に応じてサージカルスモークの吸引を容易にするためにチューブの遠位端部を操作することが可能となる。] 図4A
[0024] 別の実施形態では、本器具の遠位端開口部に、柔軟性スクリーンが設けられ得る。前記スクリーンは、手術物品がチューブの遠位端部に入ることを防止するように構成される。手術物品には、手術器具、皮膚、サージカルガウンの生地、スポンジ及びサージカルドレーブの生地などが含まれる。この点について、前記スクリーンは、サージカルスモーク、サージカルスモークに関連する粒状物質、及び空気だけがチューブの遠位端部から吸引されるように構成されることが望ましい。このフィルタは、様々な材料から作製することができ、これに限定しないが例えば柔軟性金網から作製することができる。]
[0025] さらなる別の実施形態では、遠位端開口部の先端部は、例えば牛乳パックを閉じるときと同様に、遠位端部における遠位端開口部の近傍部分に横方向の力が加えられたときに閉じるように構成される。このことにより、吸引機構の未使用時に吸入経路を遮断することが可能となり、外科手術器具が誤ってチューブ内に侵入する危険性をさらに減少させることができる。]
[0026] 遠位端開口部の構成に関わらず、遠位端開口部のサイズはサージカルスモークを吸引するのに十分なサイズに設定すべきである。この点について、遠位端開口部の直径は、約6.35mmないし約31.75mm(約0.25ないし約1.25インチ)にすべきである。なお、遠位端開口部の直径は、サージカルスモークの吸引に有効なサイズであれば任意のサイズに設定可能である。さらに、サージカルスモークは一般的に約2〜50立方フィート毎分(CFM)の流量で吸引されるが、吸引流量は、所望する吸引の程度及び速度に応じて幅広く変更可能である。加えて、遠位端開口部は、吸引に効果的な任意の形状を取り得る。そのような形状には、これらに限定しないが、例えば、円形、四角形、三角形などが含まれる。]
[0027] また、遠位端部110をY字状コネクタなどの分岐状に構成することが望ましい(図4B参照)。遠位端部110を分岐状に構成すると、2以上の開口部から、煙またはその他の望ましくない大気中物質をチューブ内に効果的に吸引することができる。このことにより、吸引をより迅速にかつより効果的に行うことが可能となる。さらに、Y字状コネクタの代わりに、遠位端部を2本以上の指状に形成することもできる。加えて、本発明の排煙器具を両腕にそれぞれ装着し、前記各排煙器具を1つの吸引装置に接続するために、各排煙器具におけるチューブの近位端部をY字状コネクタに接続し、Y字状コネクタを介して1つの吸引装置に接続させることも可能である。] 図4B
[0028] 図2を参照して、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具の他の実施形態が示されている。本器具10は、チューブ本体部20を有する可撓性チューブを含む。チューブ本体部20は、遠位端部30と、近位端部40と、実質的に円筒状の中央部50とを有する。さらに、チューブ本体部20は、少なくとも1つの遠位端開口部60と、少なくとも1つの近位端開口部70とを有する。] 図2
[0029] 本器具は、望ましいことに、可撓性チューブとは別部品である少なくとも1つの集煙用チューブ130と少なくとも1つの排煙用チューブ140とをさらに含む。本器具の使用時は、集煙用チューブは、それを通して煙が吸引されるように、可撓性チューブの遠位端部に連結される(雄型嵌合または雌型嵌合により連結される)。集煙用チューブは蛇腹材料から作製され、集煙用チューブの遠位端開口部には可撓性スクリーンが設けられる。排煙用チューブは、それを通して煙が吸引装置に吸引されるように、可撓性チューブの近位端部に連結される(雄型嵌合または雌型嵌合により連結される)。吸引装置は、煙を吸引し、ろ過するように構成されている。]
[0030] 本器具の形態に関わらず、つまり、チューブが一体型構造であるか、チューブが可撓性チューブ、集煙用チューブ及び排煙用チューブから構成されているかに関わらず、当該技術分野で公知のように、本器具は滅菌された容器内に包装されるか、または使用前に殺菌される。さらに、本器具の使用中は、本器具は、滅菌状態に保たれ、片方の手または両方の手に装着される。]
[0031] 本発明の他の態様では、手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具の使用方法が提供される。本方法は、実質的に円筒状の中央部と、遠位端部と、近位端部と、少なくとも1つの遠位端開口部と、少なくとも1つの近位端開口部とを有するチューブ本体部を含むチューブを用意するステップを含む。本方法はまた、前記チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付け領域に1若しくはそれ以上のホルダを取り付け、前記器具の使用時に、前記ホルダにより前記チューブ本体部をユーザの手、手首、上腕またはそれらの組合わせに着脱可能に係合させるステップを含む。本方法はさらに、前記器具の使用時に、前記チューブの前記遠位端開口部から煙を吸引するステップと、前記遠位端開口部から吸引した煙を前記近位端開口部から吸引装置へ送達するステップとをさらに含む。]
权利要求:

請求項1
手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具であって、(a)実質的に円筒状の中央部、遠位端部、近位端部、少なくとも1つの遠位端開口部、及び近位端開口部を有するチューブ本体部を含むチューブと、(b)前記チューブ本体部に取り付けられ、かつ当該器具の使用時にユーザの手、手首、上腕またはそれらの組合わせに着脱可能に係合されるように構成された1若しくはそれ以上のホルダと、(c)前記ホルダを取り付けるために前記チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付け領域とを含み、前記少なくとも1つの遠位端開口部から煙を吸引し、前記近位端開口部から吸引装置へ送達するようにしたことを特徴とする器具。
請求項2
請求項1に記載のハンズフリー器具であって、当該器具の使用中に、前記チューブが、ユーザの手、手首、前腕またはそれらの組合わせの背面部分に少なくとも部分的に配置されることを特徴とする器具。
請求項3
請求項1に記載のハンズフリー器具であって、前記遠位端開口部に、前記チューブの前記遠位端部への外科手術物品の侵入を防止するように構成されたスクリーンが設けられたことを特徴とする器具。
請求項4
請求項1に記載のハンズフリー器具であって、前記遠位端部が、蛇腹材料からなることを特徴とする器具。
請求項5
請求項4に記載のハンズフリー器具であって、前記遠位端部及び前記近位端部が、前記実質的に円筒状の中央部よりも高い剛性を有することを特徴とする器具。
請求項6
請求項1に記載のハンズフリー器具であって、前記少なくとも1つの遠位端開口部が、前記遠位端部における前記遠位端開口部の近傍部分に対して横方向の力が加えられたときに閉じるように構成されたことを特徴とする器具。
請求項7
請求項1に記載のハンズフリー器具であって、前記遠位端部が分岐状に構成されたことを特徴とする器具。
請求項8
請求項1に記載のハンズフリー器具であって、前記ホルダが、ゴム材料、弾性材料、非弾性材料、粘性材料、粘着剤、1若しくはそれ以上の機械的ファスナ、ベロクロ(商標)、またはフックアンドループ式ファスナからなることを特徴とする器具。
請求項9
請求項1に記載のハンズフリー器具であって、前記吸引装置が、排煙装置または壁吸引装置であることを特徴とする器具。
請求項10
手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具であって、(a)実質的に円筒状の中央部、遠位端部及び近位端部を有するチューブ本体部を含む可撓性チューブと、(b)前記可撓性チューブの前記遠位端部に連結されるように構成された、それを通して煙を捕集するための集煙用チューブと、(c)前記可撓性チューブの前記近位端部に連結されるように構成された、それを通して煙を吸引装置へ排出するための排煙用チューブと、(e)前記チューブ本体部に取り付けられ、かつ当該器具の使用時にユーザの手、手首、上腕またはそれらの組合わせに着脱可能に係合されるように構成された1若しくはそれ以上のホルダと、(d)前記ホルダを取り付けるために前記チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付け領域とを含む器具。
請求項11
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、前記チューブ本体部の前記遠位端部が、前記集煙用チューブと雄型嵌合または雌型嵌合可能に構成された遠位端開口部を有することを特徴とする器具。
請求項12
請求項11に記載のハンズフリー器具であって、前記チューブ本体部の前記近位端部が、前記排煙用チューブと雄型嵌合または雌型嵌合可能に構成された近位端開口部を有することを特徴とする器具。
請求項13
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、当該器具の使用中に、前記可撓性チューブが、ユーザの手、手首、前腕またはそれらの組合わせの背面部分に少なくとも部分的に配置されることを特徴とする器具。
請求項14
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、前記集煙用チューブの遠位側開口部に、前記可撓性チューブの前記遠位端部への外科手術物品の侵入を防止するように構成されたスクリーンが設けられたことを特徴とする器具。
請求項15
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、前記集煙用チューブが、蛇腹材料からなることを特徴とする器具。
請求項16
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、前記集煙用チューブ及び前記排気用チューブが、前記可撓性チューブよりも高い剛性を有することを特徴とする器具。
請求項17
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、前記集煙用チューブが分岐状に構成されていることを特徴とする器具。
請求項18
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、前記ホルダが、ゴム材料、弾性材料、非弾性材料、粘性材料、粘着剤、1若しくはそれ以上の機械的ファスナ、ベロクロ(商標)、フックアンドループ式ファスナからなることを特徴とする器具。
請求項19
請求項10に記載のハンズフリー器具であって、前記吸引装置が、排煙装置または壁吸引装置であることを特徴とする器具。
請求項20
手術部位から煙を除去するためのハンズフリー器具の使用方法であって、(a)実質的に円筒状の中央部、遠位端部、近位端部、少なくとも1つの遠位端開口部及び、近位端開口部を有するチューブ本体部を含むチューブを用意するステップと、(b)前記チューブ本体部に設けられた1若しくはそれ以上のホルダ取付け領域に1若しくはそれ以上のホルダを取り付け、前記器具の使用時に、前記ホルダにより前記チューブ本体部をユーザの手、手首、上腕またはそれらの組合わせに着脱可能に係合させるステップと、(c)前記チューブの前記遠位端開口部から煙を吸引するステップと、(d)前記遠位端開口部から吸引した煙を前記近位端開口部から吸引装置へ送達するステップとを含む方法。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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申请号 | 申请日 | 专利标题
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